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2009/07/21

夢の中の少女 書き出し

第0話「え、何?現実に起こってることなの?!」

…また、この夢か。
これで何度目だろう…確かなことは、高校に入学してからということぐらい。
自分でも分からない。
そこへ「また逢ったね」という少女の声が聞こえる。
(…毎回人の夢に出てきて、キミは一体誰なんだ?)
「貴方に恋する"幽霊"ってとこかしら♪」
呆れきった僕の質問に、少女はクスクスと笑いながら答える。
(ふざけるなよ!)
「あら、ふざけてなんてないわよ?
幽霊っていうのは間違ってないもの。
あと、恋するっていうのもね♪」
(その自称"幽霊"さんが何で、僕なんかに憑いてるわけさ?)
僕は半ば諦めて、幽霊少女に聞いてみる。
「好きだからよ」
(好きだからって…僕の意思は無視ですか?!)
何て傍迷惑な幽霊だ。
「傍迷惑とは失礼ね」
心の中まで読んでくるときた。
「そろそろ私も飽きてきたのよねぇ…」
(…いきなり何さ?)
「こうやって貴方と夢の中だけで話してるのが」
(幽霊なんだろ?現実世界で実体化できないんだから諦めなよ)
やめればいいのに、少女にアドバイスをしてしまう。
「お~!そうか、その手があった!」
あぁ…僕の馬鹿ぁ。
(その手があったって…可能なの?)
また、やめればいいのに聞いてしまう。
「う~ん…まぁ、可能かな。
幽霊っていうより亡霊だし、そっちに行くのだって可能なはず」
いや最早、亡霊だからっていう理由が訳分からないし。
「それそろ起きる時間じゃない?
じゃあね、陽彦♪」
そう言うと少女は消えていった。
(…何で僕の名前を知ってるんだ?)
疑問を抱きつつ、夢から…覚める。


「ん…あ?」
ベッドの上で目が覚めた。
今、鏡を見たらきっと疲れきった顔をしているだろう。
あの夢の内容はなぜか覚えている…今までもそうだった。
「おっはよ~!陽彦♪」
不意に少女の声が聞こえた。
…幻聴か?
「熱でもあるのかな?」
「ココに居るでしょうが!!」
額に手をやった瞬間、目の前に夢の中に居たはずの少女が現れた。
「うわっ!」
「そんなに驚くことないでしょ?」
「…まさか、あのことは本当だったの?」
「うん。陽彦の魂を使えばね」
…あ~、何だって?
「だから、陽彦の魂を使えばこんなこと簡単なのよ。
これもひとえに愛の力のお陰ね♪」
「魂?!じゃあ、こうしている間にも僕の魂を削ってるってこと?」
「そそ。ついてに、夢の中での質問に答えてあげる。
私が貴方の名前を知っているのは、事前に調べたからよ」
左様ですか。
もう反論するのも疲れてきた。
ふと、ある疑問が頭をよぎる。
「そういえば、君の名前は?」
その質問に答えるように、少女はその場でクルっと回り、黒髪を靡かせながら言った。
「私?私の名前は荻野伶。
知っての通り…貴方に恋する亡霊よ♪」
もうどうにでもしてくれ…

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22:32 | 小説COMMENT(1)  TOP

コメント

こんにちは^^
読ませて頂きました…!
亡霊なのに怖い感じがしない
可愛らしい亡霊、良いですね(´∀`*)
続きが読みたいです♪
でわ、失礼しました…!

No:87 2009/07/27 16:55 | はんな #mUlPF8FA URL編集 ]

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